視察レポート
Report
名古屋都心に誕生 イオンモールNagoya Noritake Garden
10月27日、名古屋都心に新たな注目スポット「イオンモールNagoya Noritake Garden」が開業した。
施設は、名古屋駅から徒歩約12分の「ノリタケの森」の敷地の一部に整備され、商業核[イオンスタイル名古屋則武]とイオン初の試みとなるオフィス[BIZrium]とで構成される複合開発。
施設の1~3階部分がイオン店舗で、店内は程よい距離感の通路両側に比較的小規模な区画の専門店が並び、店舗間の移動も楽にできる。それぞれの階に飲食店が配置されているが、全て隣接するノリタケの森に面して屋外テラスが設けられ、屋外階段で各階とノリタケの森とが繋がり、店舗とノリタケの森との一体感をもたせた計画となっている。ノリタケの森の散策からの延長でイオンのカフェに立ち寄りくつろぐ、そんな過ごし方が楽しめる。
オフィスは4~6階に配置され、1階の専用エントランスの他、一部店舗からも出入りができ、休憩時や就業後の立ち寄りも容易で、移動によるストレスフリーな動線計画としている。4階のテラスからはノリタケの森を望むことができ、憩いの場を備えた快適なビジネス空間となっている。
また、オフィス6階には名古屋外国語大学がテナントとしてサテライトキャンパスを開講している。商業・オフィス一体のキャンパスで、これまで以上に企業や地域との連携が深められる恵まれた学びの環境といえる。
その他、開発区域内に新たな区画道路を整備し、分譲マンションの建設も進められている。都心でありながら豊かな緑と生活利便施設が近接した快適な都心ライフを体感できる。
イオンは、これまでの巨艦店舗にみられる圧倒的な存在感は抑えられ、ノリタケの森との融合を図ったコンセプトにより明確に差別化されたことで、新たな魅力と付加価値を生み出している。