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柳ケ瀬グラッスル35 竣工 -高島屋南地区第一種市街地再開発事業-

 令和5年3月4日、柳ケ瀬グラッスル35の完成・竣工を祝う式典が催された。

 かつての岐阜の中心地であった柳ケ瀬地区の賑わい創出、商店街の再生、都心居住の推進等の課題克服を目的に構想され、計画検討を重ね、35年という年月をかけてここに完成した。式典冒頭の再開発組合理事長の挨拶の中で、この日を迎えることなく、道半ばで逝かれた組合員を偲び、言葉をつまらせた姿が35年という時間が如何に永かったを物語り、印象深い。

 再開発ビルのテナント開業や事業の特徴といえる岐阜市最大規模と言われている公益施設の供用開始にはまだ時間がかかり、4月末からの大型連休に改めて“誕生祭”が計画されている。

 またこの日は、ビル南側に近接する金公園が“セントラルパーク・金公園”としてリニューアルオープンを迎えた。全面的に天然芝が敷き詰められ、地形を活かした滑り台や移動式の遊具が置かれている以外は何もない空間で、利用者が思い思いの過ごし方で楽しめる自由な空間に生まれ変わった。近接する金神社とともに、都心での貴重な憩いの空間といえる。

 岐阜市の上位計画では、岐阜駅周辺エリアと今回の柳ケ瀬周辺エリアはどちらも岐阜市の中心市街地活性化の一翼を担う。これまで岐阜駅周辺エリアで再開発事業等が先行してきたが、これで柳ケ瀬エリアでも新たな拠点が誕生し、中心市街地活性化への期待が高まる。

 

金公園からみるグラッスル35
金公園からみるグラッスル35
竣工式典の一場面
竣工式典の一場面
金公園・キッチンカーも登場
金公園・キッチンカーも登場
地形を活かした滑り台
地形を活かした滑り台
(2023.3.23/村井亮治)

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