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名古屋城 令和3年春
名古屋城周辺は仕事柄よく訪れるスポットで、仕事のついでに現地で客足をたびたび見ているが、コロナ禍の影響を受けつつも、春になって徐々に客足が戻ってきているように見える。天守閣が設備の老朽化や耐震性の確保などの問題があり閉館されている中、本丸御殿が木造復元により2018年に完成し、名古屋城観光の目玉となっている。入場人数をコントロールし、おしゃべりを控えて観覧するよう促すなどコロナ対策がされた中で観覧できる。
名古屋城のシンボルである雄雌一対の金鯱は、16年ぶりに地上に降ろされて現在は鯱のいない天守閣の外観が見られる。金鯱の方は、3月20日から4月2日まで「名古屋城金鯱展」として二之丸広場で展示されたのち、4月10日から7月11日までの間に名古屋都心の栄にあるミツコシマエヒロバスにて「名古屋城金シャチ特別展覧」が開催されている。
さて、当社ではこの春、新人研修の一つとして名古屋のまちを知る第一歩として名古屋城見学を行った。新人、若手スタッフなど数人で名古屋城を訪問したが、多くはここを訪れたことがほぼ初めてで、現在閉館中のため天守閣に一度も入館した経験がないことが分かった。おそらく、名古屋市民、愛知県民と広げてみても、一度も名古屋城を訪れたことがない人も少なからずいると考えられる。
各地を旅行して現存天守や城跡を訪れた中でも、名古屋城は城郭の規模や外観を忠実に復元された天守閣の規模などが別格で、言うまでもなく名古屋観光を代表するスポットである。コロナ禍の前までは多くの外国人観光客が訪れていたが、当面はこうしたインバウンド需要は見込めず、今こそ、星野リゾートが提唱した「マイクロツーリズム」に代表されるような市民、県民といった身近な人達に魅力を伝え、利用してもらう取組が必要であろう。