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「ポゥのあゆみ展」開催中
名古屋市西区の円頓寺商店街、円頓寺本町商店街界隈に住む女性3人による「縁側妄想会議編集室」が、こんなに素晴らしいまちなのに情報発信するすべがないから「自分達で発信しよう」と作成した「情報誌ポゥ」。2005年秋に創刊号を発刊後2020年の夏まで15年間で30号まで発刊し、これがゴール(最終号)となった。この情報誌のタイトル「ポゥ」は、英語で「動物おもに猫の肉球」の意味で、界隈をくまなく歩いて街の情報をよく知る猫のイメージが込められ、キャラクターにも猫が使われた親しみのあるものだった。この間、名古屋の下町・円頓寺界隈の情報満載で、ポゥを片手に界隈を歩く人々が常に見られた。
このゴールを記念し、「ポゥのあゆみ展」が2020年11月から円頓寺商店街内の店舗「なごのや」で、同年12月からはこの界隈の旧小学校跡地に開業して1周年を迎えたばかりのスタートアップ施設「なごのキャンパス」の1階で開催されている。このあゆみ展では、ポゥが歩んできた年表や、各号の表紙を飾った版などが展示され、2号以降のバックナンバーも手に取ることができる。ポゥが伝えてきた円頓寺界隈の15年間のトレンドを改めて振り返ることができ、この界隈に関わる者にとって情報量の深さに感謝するばかりである。お時間がある方は、ぜひなごのキャンパスに足を運び、ポゥの歩みを感じていただきたい。
(2020.12.7/浅野 健)