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名古屋東部の4区で図書館について考えるワークショップが順次開催
ネット社会が進展して本が手軽に手に入る今日、ネットではなかなか手に入らない本や郷土資料などの貴重な資料に出会える場所が公共図書館だ。公共図書館のあり方については全国の自治体で課題となっており、図書館の再編や新設が進んでいる。名古屋市でもこの2019年夏から、名古屋東部の千種・東・守山・名東と4区において市民から図書館のあり方について意見を聞くワークショップが順次開催されることとなった。既に7月27日には千種図書館、9月7日には東図書館でワークショップが開催されており、この2回に一市民として参加してきた。
各回のワークショップの冒頭で行われる説明によると、名古屋市は2017年12月に策定した「なごやアクティブ・ライブラリー構想」に基づいて、市内で竣工年の古い昭和40年代建設の図書館が固まっている名古屋市東部エリアの4区において図書館の再編を目指しており、その一環で今年度ワークショップを開催するとのことだった。千種図書館のワークショップでは「図書館への想い」をテーマに意見交換がされ、東図書館のワークショップではグループごとにくじ引きで人物設定をして図書館にまつわる物語を作るところまで行われた。参加者は図書館に関心のある方々が多く、特に東図書館のワークショップではみなさん楽しみながら「60歳代前半、仕事をリタイアしたばかり、ずっと名古屋在住」と「30歳代の夫婦共働き、5歳の子どもは平日保育園通い、妻はずっと名古屋在住・夫は就職で名古屋」という2つの物語ができた。
残念なのは、2か所とも参加者が10人以内と少なかったことだ。2か所目の東図書館の時には、図書館などに置かれた募集チラシは数多く持っていかれるもののワークショップの参加には結びつかなかったとのことだった。今年度ワークショップはあと2カ所、守山図書館で11月9日、名東図書館で1月18日と開催されるとのこと。4区にお住まいの方、図書館に関心のある方など、1人でも多くの方がワークショップの場に出られることを期待したい。