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岐阜市リモートオフィス Neo work-Gifu 開業
昨年12月20日、JR岐阜駅前の再開発ビル2階に岐阜市が進めるリモートオフィス「Neo work-Gifu」が開業した。
当事業は、昨今の働き方改革、全国的なリモートオフィス事業が拡がりをみせる中、岐阜市が鉄道駅近接の地理的優位性を活かし、岐阜駅周辺に新しいオフィス形態を整備、提供するもので、新たなオフィス需要を開拓し、また多様な働き方のモデルを提示し、企業間交流を促進と新たな事業やサービスの創出を目指している。
当日は、岐阜市長はじめ多くの関係者が出席する中で式典が催され、開業を祝った。
施設は、岐阜駅前の再開発ビル「岐阜イーストライジング24」の2階で、証券会社等のテナントが入るフロアの一室(374㎡)に整備され、「WORK(わたしらしく、はたらこ)」「LINK(つながる・みつかる)」、「HEALTH(カラダが喜ぶオフィス)」をテーマに、リモートオフィス、シェアオフィス、コワーキングスペースのコーナーがあり、多様なニーズに対応し、起業や異業種交流の機会としての活用が期待される。
今回は、岐阜市が主体となり運営会社を募り、その会社が利用者を集め運営する仕組みで、注目すべきはその場所が、岐阜市も長年支援してきた再開発ビルの権利床で不動産活用のテナント区画で展開されたことにあり、再開発の地権者、行政、民間企業が一つになり駅前活性化に貢献する形が誕生したことの意味は大きい。岐阜市の関りは一定期間の実証事業とされているが、利用者が定着し、その後も継続して展開されることに期待したい。
(2020.1.6/村井亮治)