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スペーシア・メールマガジン(隔週発行予定)   □[第447号]2017/9/15□    □配信数 732□


スペーシア・メールマガジンの第447号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。

<内容・目次>
 ◆まちのトピック◆
 ・第40回全国町並みゼミ名古屋有松大会
 ◆名古屋まちづくり情報◆
 ・レゴランド・ジャパンに行ってみた
 ◆視察レポート◆
 ・最近の那覇の観光動向
 ◆読者の声◆
 ◆スペーシアのこの頃◆

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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○第40回全国町並みゼミ名古屋有松大会○
 昭和53年に有松・足助の第1回大会から始まり、毎年各地の歴史的な町並みで開催
されており、参加者を募集し歴史的な町並みの保存や活動等について議論できる勉強会
です。

◆開催日・会場
平成29年11月17日(金曜日)名古屋国際会議場
平成29年11月18日(土曜日)名古屋市内一円
平成29年11月19日(日曜日)名古屋市青少年文化センター

◆参加申込
大会への申し込みは、参加申込書に必要事項を記入のうえ下記宛先に9月29日(金曜日)まで。

株式会社JTBサポート中部 中部MICEセンター
「第40回全国町並みゼミ名古屋有松大会」係
電子メールアドレス mice1@jsc.jtb.jp
ファックス番号 050−3730−4343

主催:第40回全国町並みゼミ名古屋有松大会実行委員会
共催:NPO法人全国町並み保存連盟

参加申込書のダウンロード方法、詳しい情報は名古屋市のホームページをご覧ください。
http://www.city.nagoya.jp/kankobunkakoryu/page/0000095701.html

〜スペーシア・浅野健〜

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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○レゴランド・ジャパンに行ってみた○

 8月下旬、名古屋の話題のスポット「レゴランド・ジャパン」に行ってきた。
 レゴランドは、レゴブロックをモチーフにしたテーマパークで、今年4月1日に金城ふ頭に
オープンした。日本初の施設であり、世界では8か所目、アジアではマレーシアに次いで
2か所目である。観光資源が少なく、魅力のない都市といわれている名古屋にとって、
世界的ブランドであるレゴランドは、またとない施設である。
 オープン前には、全国ネットで大きく取り上げられ、開幕当初には、県外から多くの人が
来場した。一方で、大人6,900円、子ども5,300円の入場料は、東京ディズニーランドや
ユニバーサルスタジオジャパンのような大型テーマパークと並ぶ価格であり、「値段が高い」
「パークが狭く、アトラクションが少ない」など、良くない評判が客足を遠のかせた。レゴランドの
隣には、体験施設を併設した複合商業施設「メイカーズ・ピア」があるが、レゴランドの
来場者の低迷や再入場の禁止措置などにより、期待した来客が得られず、撤退する店舗もあった。
 こうした状況を受けてレゴランドは、4月25日から年間パスポート所有者の同行者割引を
実施し、5月27日には家族向けパスの販売を開始した。さらに8月に入り、年間パスポート
所有者の同行者の無料サービスや、一日パスポート購入者に無料チケットを配布するなど、
次々にお得なサービスキャンペーンを実施した。これらの措置は、入場料の実質的な値引き
だが、いずれも予告なしに実施されており、チケット購入が複雑化し不信感にもつながり
かねない。
 私は年間パスポートを購入し、8月下旬に数回、家族や友人を連れてレゴランドを訪問した。
同キャンペーンの利用者が多いようで、多くの来場者があった。入場料の割高感を払拭する
これらの措置は、お値打ち感を重視する名古屋人には大いに受けたように思われる。子ども
限定で乗ることができなかったアトラクションもあったが、日本各地の建物を精巧に再現した
ミニランドや、レゴブロックで作った写真映えするカラフルなフォトスポット、来場者同士が
水をかけあうミズアソビエリアなど、大人も十分に楽しめた。
 レゴランドは、東京ディズニーランドやユニバーサルスタジオジャパンと比較され厳しい
評価を受けているが、子ども目線のアトラクションが充実しており、小学生以下の子どもを
持つ家族にとっては前述の2つのパークと同様かそれ以上に楽しめる施設だと思った。
アクセスは名古屋駅からあおなみ線のノンストップ列車で17分、駐車場も5,000台収容で
十分な余裕があり、高速道路と直結している。東京ディズニーランドが、オープン当時は
地下鉄東西線の駅からバスしかなかったことを考えると、利便性は十分高い。
 今後、レゴランドがもっと魅力的なパークになるため、次の4つのことを期待したい。
 その1、参加型イベントの開催。フォトスポットが多いことを前述したが、パーク内の随所に
キャラクターが造形されており、様々な物語が表現されている。クイズ形式でキャラクターを
見つけるイベントや、来場者のアイディアコンテストなどを実施すると楽しいと思う。
 その2、夜でも楽しめること。パーク内は照明が少なく、夕方以降は寂しい雰囲気になって
しまう。冬期に向けて光による演出が始まることを期待する。
 その3、土産物の充実。パーク内にはショップがいくつもあるが、いずれの商品もレゴ
シリーズの箱売りであり、値段も高額である。レゴ型のお菓子や、人形や動物ブロックの
単品販売など、周囲の人へのお土産として気軽に買える商品があるとよいと思う。
 その4、周辺施設との連携。レゴランドの閉園時間は遅くて19時、メイカーズ・ピアの中で
営業終了やラストオーダーが19時という店舗は少なくない。メイカーズ・ピアの営業時間を
調節したり、レゴランドの1日パスポートでの再入場を許可したりするなど、2者が一体と
なって集客する工夫が必要だと思う。
 現在、入口のすぐ向かいにホテルが建設されているほか、毎年、新たな施設が整備
されていくとのことであり、日本のみならず外国からも人を呼び込める施設として地域全体で
盛り上げていけるとよいと思う。
(日高史帆)
→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/2017/legoland/

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◆視察レポート◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−
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○最近の那覇の観光動向○

 先般8月末に、沖縄県那覇市に学生10名と夏合宿に出かけた。4泊5日の合宿なのだが、
往路は午前0時5分名古屋発、復路は午前6時15分那覇発の眠たいスケジュールであった。
学生たちは、安上がりにかつ時間が十分とれる企画を立て、予約した。LCC(格安航空)を
使い、ホテルもまずまずで4万円弱であった。
 那覇市のメインストリートである国際通り(延長1.6km、幅員18m)は休日のみならず、
平日も混みあっていた。行きかう人々はほとんど中国語で、時々韓国語が聞こえ、日本語も
時々聞こえる程度であり、中国系観光客が半数は占めているのではという感覚を持った。
実際に沖縄県の入域観光客数の統計を見ると、平成28年度では全体で877 万人(対
前年度比10.5%増)であり、うち外国人観光客は213万人(対前年度比27.5%増)と24%を
占め、感覚とはずいぶんズレがある。もちろん、月別差(8月)、地域別差(那覇市)が
考慮されていない統計なので、瞬間的にはありうるのかもしれない。ちなみに、中国系
観光客は台湾(年間65万人)、中国(44万人)、香港(22万人)の順であり、韓国の45万人を
含めると176万人となり、シェアは20%であった。沖縄はそれらの国々や都市とは空路
だけでなく、海路でもつながっているので、多様な人々を呼び込んでいるようだ。タクシーに
乗車した際に観光客の様子を運転手の方々に尋ねたが、観光客増加は実感している
ものの、必ずしも店舗等の売り上げに比例していないようで、またレンタカーによる交通
事故が増えているという負の面の指摘もあった。
 国際通り沿線には観光物産店と飲食店がほとんどを占めている。そのちょうど中間地点に
平和通りと市場中央通りのアーケード商店街があり、ここも多くの人々でにぎわっている。
ここも観光物産店と飲食店が中心で、日用品の販売店も多くはないが立地していた。
公設市場が二つのアーケード街を結んでいた。
 土産物は従来の名産品(例えば、ちんすこう等)はともかく、カエルの剥製のガマグチ、
一ひねりのゴロがついたTシャツは思わずニヤッとするし、占い?は何で判断するのか
わからぬ店舗名など、歩いて楽しい。
 平和通りのアーケード街は壺屋やちむん通につながっている。いわば、常滑のやきもの
散歩道のようなもので、沖縄産のやきもの店が軒を連ねる。壺屋焼物博物館で歴史を学ぶ。
炎天下で歩き疲れて椅子に座ると隣に見知らぬおじさんがいて、近傍の植物を案内して
しんぜようと言われ、30分つき合った。確かに詳しい。こちらは全く詳しくない。言葉も3割ほど
方言が入り理解しづらい。しかし、何の解説もなしに歩くより、ずっと楽しい。シーサーの
生垣は笑いを誘う。お礼を言って、名前も聞かず別れた。改めて「ありがとうございます。」
 夏合宿(勉強の場)なので、学生と首里城とひめゆり平和祈念資料館・ひめゆりの塔を
レンタカーで来訪した。行く前は「ひめゆりの塔にはあまり進んでいきたくない、霊が
つきそうで。」と言っていたが、訪問すると、しっかり説明を読み、映像を真剣に見つめていた。
戦争体験者は年々少なくなっていく。戦争の悲惨さと不条理さはきちっと継承していかねば
ならないと改めて感じる。
 さて、この夏合宿にはオチがある。午前0時5分に中部国際空港を出発し、那覇空港に
ついて午前3時ごろにホテルへ行くと、予約されていないという。えっ?その日(チェック
インは午後2時から)の宿泊は取れているが、その時間の宿泊は前日の宿泊であるため、
取れていない。えっ?ホテルの方に親切に対応していただき、近傍のホテルで宿泊(プラス
6千円/人)するか、宿泊予定ホテルの宴会場を提供するので、そこでゴロ寝するかの
条件が出され、学生は躊躇せず、ゴロ寝を選択。ああ、若いってスバラシイ!!疲れたわ!!
(井澤知旦)

→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Mati/sisatu/2017/okinawa/

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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・まちのトピックで紹介しましたが、毎年全国の歴史的な町並みで順番に開催される
 「全国町並みゼミ」。第1回足助・有松で始まり、今年は40回目で名古屋有松大会。
 2日目の7つの分科会のうち、第7分科会・四間道・名古屋城コース「城下町のまち
 づくり」では、前半を名古屋城から西区四間道界隈までのまち歩き、後半が那古野に
 ある名古屋国際センターでの講演会となります。ほかの分科会も有松を中心に魅力的な
 コースとなっています。

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