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スペーシア・メールマガジン(隔週発行予定)    □[第311号]2012/6/4□ □配信数 801□

スペーシア・メールマガジンの第311号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。

<内容・目次>
  ◆まちのトピック◆
  ・コミュニティにおける工学技術のあり方 〜超高齢社会のなかで〜
  ◆名古屋まちづくり情報◆
  ・問屋町西部南街区市街地再開事業
  ・あいちトリエンナーレ2013 トリエンナーレスクール
  ◆読者の声◆
  ◆スペーシアのこの頃◆

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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○コミュニティにおける工学技術のあり方 〜超高齢社会のなかで〜○
  名古屋工業大学コミュニティ創成教育研究センター設立記念シンポジウム

 名古屋工業大学では、コミュニティ創成教育研究センターが新たに設立され、
設立記念シンポジウムを開催されるそうです。

開催日時:2012年6月13日(水) 15:00〜18:10(開場 14:30)
場  所:名古屋工業大学講堂ホール(正門を入りすぐ右手)
〒466-8555 名古屋市昭和区御器所町
お問合せ:名古屋工業大学 コミュニティ創成教育研究センター
Tel. 052-735-5334 
E-mail. community-c@lab-ml.nitech.ac.jp 

詳しくは、名古屋工業大学のホームページでご確認下さい。
http://www.nitech.ac.jp/

〜スペーシア・浅野健〜

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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○問屋町西部南街区市街地再開事業○

 20年の歳月をかけた問屋町西部南街区第一種市街地再開発事業は、岐阜スカイ
ウイング37の竣工に向けて秒読み段階に入った。権利者や入居テナント等の一部内装
工事を別にして、本体工事は、予定通り8月末に完成する。
  権利者31名が共有する東棟2階商業施設は、当初心配されたテナント誘致も何とか
目処がつき、10月末にグランドオープンとなる。また、権利者の転出により保留床となった
東棟業務床は、3階を岐阜市信用保証協会が取得し、4階は、権利者が設立予定の
(株)岐阜スカイウイング37開発(仮称)が取得し、岐阜大学と大手企業をテナントとして
誘致することが決まっている。
  大京、一条工務店が参加組合員として取得した東棟の分譲住宅も順調に販売が進み、
9月末より順次入居が始まる。
  一方、特定業務代行者の戸田建設が取得した西棟ホテルは、9月29日から開催される
岐阜清流国体にあわせ、開業準備が進んでいる。業務床(2階〜5階)も大手2社の
テナントが内定している。
  権利者等が取得の駐車場409台は、駅に直結する利便性の高い駐車場であることから、
住宅購入者をはじめテナントより安定収入が見込める月極での賃貸要望が多く、リスクは
あるが高収益を期待している時間貸し駐車場の確保に苦労するという、うれしい悩みを
抱えている。
  岐阜大学は無論、他の業務施設も一般市民が来館・利用する施設となる。商業施設や
ホテルに加え、業務施設の開業により、賑わいの創出が期待されている。
  再開発組合の組合員は、竣工までに多岐にわたり、まだやるべきことがあるが、5年前に
完成した岐阜シティ・タワー43と並び、新たな拠点施設を誕生させられることに期待が
高まっている。
(浅野 泰樹)

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○あいちトリエンナーレ2013 トリエンナーレスクール○

 トリエンナーレスクールとは、2013年開催のあいちトリエンナーレに向けて、現代アートを
楽しみながら学ぶレクチャーシリーズである。今年度の前期プログラムは5月から8月に
開催される計4回で、第1回が5月26日愛知芸術文化センターで行われた。1回目の
テーマは「作品との対話について」で、ゲストに森美術館のアシスタントエデュケーター
白木栄世氏、進行役にあいちトリエンナーレ2013キュレーターの住友文彦氏を迎え、
一般から約100名の参加があった。現代アートは難解で分かりにくいという批判を耳に
するが、このレクチャーはこうした現代アートを前にどのような対話が可能なのかを探る
ことが目的である。
  まず、現代アートを鑑賞するとはどういうことかというレクチャーから始まった。アートを
前に「これは何だろう」と思う事が、いかに経験として心に残るのかという問いに対して、
まず、作品を前に視覚や空間の体験によって何かを感じることと、その作品や作家の
歴史的や政治的、社会的な背景を知る事によって得られる理解により、鑑賞という行為が
成り立っているとした。そして、白木氏は「現代アートには何かを変える力は無いかも
しれないが、新たなものの見方を教えて議論を起こしてくれるもの」と結論づけた。
  また、住友氏はキュレーターの立場から教育普及プログラムの重要性にふれ、自身が
作家や作品の創造力の秘密にふれながら、そのすべてを伝えられないジレンマを語った。
例えば、その作品を丁寧に解説することで、作品の解釈を一面化してしまうという問題が
起こる。これに対し、白木氏は「教えるのではなく、作品に近づこうとしている人たちを
いかにサポートできるかが重要である」と語った。
  最後に会場からは、「学校での美術教育は教育指導要領で定められた結論を教えて
いるのに対し、美術館での美術教育は美術をきっかけに社会への疑問を持ってもらう
事が重要である。」という貴重な意見が出された。
  あいちトリエンナーレ2013のテーマは「揺れる大地」である。このテーマである以上、
政治的、社会的な問題は避けて通れない。アートが現代社会にどのような疑問を
投げかけるのか楽しみである。
(堀内 研自)

トリエンナーレスクールの詳細→
http://aichitriennale.jp/news_data/2012/05/001707.html

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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)

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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・最近、東日本大震災がらみの講演会に続けて参加する機会に恵まれました。
  震災から約1年3か月が経過した中で、徐々に明らかになってきた課題が様々あるようです。
  この話題は引き続き注目していきたいと考えています。(T.A)

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(株)都市研究所スペーシア 編集:浅野 健
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