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 ◆  ■   ■  ■  ■  ■ ■  ■  □[第31号]2001/9/10
◆   ■  ■  ■■  ◆ ■ ■  ■■ □−−配信数 437−−□

 スペーシア・メールマガジンの第31号をお送りします。
 名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
 
<内容・目次>
  ◆まちのトピック◆
   ・白壁アカデミア 特別講座(7) 
   ・土地月間シンポジウム
   ・ビデオ映像コンテスト 
  ◆名古屋まちづくり情報◆ 
  ・天王子ども塾「津島なぞ解き探検隊」
  ◆視察レポート◆
   ・晴海アイランド トリトンスクエア
  ◆読者の声◆  
  ◆スペーシアのこの頃◆ 

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 ◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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◎ 白壁アカデミア 特別講座(7) 
〜建築史と自分史〜「西洋建築から日本建築へ3」  ◎
  
 今回は、壮大華麗なビザンティン様式の大聖堂アヤ・ソフィア(イスタンブール)
をメインに、スライドを交えてお話をうかがいます。
 
 ●日 時   平成13年9月22日(土) 午後2時〜4時
 ●会 場   旧豊田佐助邸(場所は下記のHPをご覧ください)
 ●講 師   飯田喜四郎氏(名古屋大学名誉教授、明治村館長)
 ●参加費  1,500円(当日徴収、ティーパーティ込) 

<アヤ・ソフィア>
〜2つの宗教に翻弄されたビザンティン建築の最高峰〜

 巨大なドームを戴くアヤ・ソフィアは、6世紀の建築技術の水準からいえば、規模
・構造ともに奇跡と賞賛される。 現在の建物は、537年にビザンティン帝国のユ
スティニアヌス1世が再建したもの。(建設時には、数学者が采配をふるい、100
人の現場監督・1万人もの職人が働いたという。着工後、わずか5年10ヶ月!とい
う早さで完成した。)壁や柱には大理石がふんだんに使われ、多くのモザイクで飾ら
れた。なかでもキリストや聖母の姿が描かれたイコン(聖画像)は、この時代のキリ
スト教美術の傑作である。大聖堂は以後1000年近く、東方正教会の総本山であり
続ける。
しかし、そんなアヤ・ソフィアを1453年、歴史の荒波が襲う。帝都がイスラム
教国オスマン帝国の手に落ちたのだ。大聖堂のイコンは漆喰で塗りつぶされ、イスラ
ム教の礼拝時刻を知らせるミナレット(尖塔)などが加えられる。以来約500年
間、大聖堂はイスラム教のモスクとして機能することになる。
そして1923年、トルコ共和国が誕生すると、初代大統領ケマル・アタチュルク
はアヤ・ソフィアを無宗教の博物館にすると発表。早速、研究者が漆喰をはがしてみ
ると、壁の下からビザンティン帝国の栄華をしのばせる美しいイコンの数々が姿を現
したのだった。 
 アヤ・ソフィアは、建築水準の高さだけでなく、イスタンブールという街の変遷を
象徴する最高のモニュメントである。

●申込み・問合先
申込は電話・又はFAXで下記まで。FAXの場合は、ご氏名・ご住所・電話番号・FAX番
号・生年月日をご記入下さい。
      〒461-0018 名古屋市東区主税町3-16 白壁アカデミア事務局
      TEL・FAX 052-930-7668 電話受付時間 平日 午後2時〜7時
      e-Mail akademia@mx10.freecom.ne.jp 
URL http://nagoyanet.ne.jp/shirakabe/
                           〜スペーシア 伊藤彩子〜

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◎ 土地月間シンポジウム ◎
「空きスペース活用のススメ〜まちづくりの中で低・未利用地の有効活用を考える〜」

■内容
 空きスペースの有効活用を図るためには、再開発事業等を行うほかに、
最近の流れとして、使われなくなった土地や建物に少しだけ手を加え、
まちづくりの中でうまく利用している例が見受けられるようになりました。
 そこで、シンポジウムでは、
市街地における低・未利用地の背景等についての基調講演の後、
実際に空きスペースをうまく活用している方々をパネリストとしてお招きし、
活動内容の紹介をしていただくとともに、こうした流れを今後も推進していくためには、
どうしていったらいいかについて討論していきます。

 空きスペースを持っていて何かの役に立てたいと考えている方、
空きスペースで何かやりたいと考えている方、まちづくりに興味のある方、
古い建物を大事にしていきたいと考えている方など、ぜひご参加ください。

日時:平成13年10月16日(火) 午後2時から午後4時30分
場所:ウィルあいち大会議室(名古屋市東区上堅杉町1番地 052-962-2619)
定員:250名(参加費無料)
内容:
  <基調講演>
    「市街地における低・未利用地の背景及び今後の方向性について」
     講師 名古屋大学大学院環境学研究科 林 上 教授
  <パネルディスカッション>
    「まちづくりの中での低・未利用地の有効活用方策について」
      パネリスト
       (株)都市研究所スペーシア代表取締役 井澤知旦 氏
       NPO法人起業支援ネット代表理事 関戸美恵子 氏
       NPO法人ゆいの会代表理事 松下典子 氏
       愛知県大口町環境建設部環境経済課 課長補佐 杉本勝広 氏
       名古屋大学大学院環境学研究科 林 上 教授
      コーディネーター
       中日新聞編集局社会部デスク(街角ルネサンス取材班)佐藤昌雄 氏
主催:愛知県

■申込方法
 申込みは、はがき、FAX、電子メールにより、平成13年10月10日(水)までに、
氏名、連絡先(住所、FAX、メールアドレスのいずれかで結構です)を添えて
愛知県企画振興部土地水資源課までお願いします。
 また、ホームページからも申し込むことができます。
(http://www.pref.aichi.jp/tochimizu/akispace/sympo/sympo.htm)

 (申込先)〒460―8501(住所不要)愛知県土地水資源課総務・企画グループ
      FAX:052−961−3293 
         e-mail: tochimizu@mail.pref.aichi.jp
 (問合せ) 052−961−2111(内線2361または2362)

 〜愛知県の大橋充人さんから情報提供いただきました〜

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◎ ビデオ映像コンテスト ◎

「愛知つなぐ輪・映像交流祭」
募集作品:NPO・ボランティア活動への共感と理解を促進するもの。7分以内、他
規定有り。
応募締切:ビデオ部門、平成13年11月10日(当日消印有効)
応募締切:ビデオ部門、ホームページ部門共に平成13年11月10日(当日消印有効)
主催:愛知県(http://www.pref.aichi.jp/syakaikatsudo/npo.html)
共催:愛知つなぐ輪・映像交流祭実行委員会/
後援:愛知県社会福祉協議会、名古屋市社会福祉協議会(予定)/
協力:愛知県ケーブルテレビ協議会、NHK名古屋放送局、中部日本放送、中京テレ
ビ、テレビ愛知、東海テレビ、名古屋テレビ、などの放送各社(予定)
企画運営:特定非営利活動法人ボランタリーネイバーズ(VNS)
最終審査会と発表:12月8日(土)9日(日)

「なごや・まちコミ"2001"映像祭」
募集作品:まちづくりをテーマとし、励みや情報発信に役立つ作品。7分以内、他規
定有り。
応募締切:ビデオ部門、平成13年11月10日(当日消印有効)
主催:財団法人名古屋市都市センター(http://www.nui.or.jp)
共催:なごや・まちコミ映像祭”2001”実行委員会/
協力:愛知県ケーブルテレビ協議会、NHK名古屋放送局、中部日本放送、中京テレ
ビ、テレビ愛知、東海テレビ、名古屋テレビ、などの放送各社(予定)
企画運営:「なごや・まちコミ映像祭“2001”」実行委員会
最終審査会と発表:12月2日(日)

〜NPO法人 ボランタリーネイバーズの大西光夫さんから情報提供いただきました〜

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 ◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 天王子ども塾「津島なぞ解き探検隊」 ○

 津島のまちづくりを考える市民組織・天王文化塾が、「小さなまちづくり人」を発掘す
る子供向けイベント「天王子ども塾」を8月23・24日の2日間にわたって開催し、地
元の小学生約60人とボランティア約20人が参加した。地域に残る古井戸などをテーマに
フィールドワークや井戸を見直す提案、竹を編んで井戸の蓋を作る作業などを行い、地元
の大人達との交流の中で自分達が暮らすまちについて考えた。

 初日の23日は午前中に「町並み探検」として古い町並みを探訪し、この日のために取
り付けられた「つるべ」を使って子供達が交代で井戸水を汲み上げるなどした。昼食は流
しそうめんと太巻寿司。お寺の駐車場で、竹を切り出してつくられた樋を流れるそうめん
を歓声をあげながら食べた。そして午後からは本堂で、井戸を使ったことのあるお年寄り
の話を聞いたり、井戸を見直すための提案を行った。

 2日目の24日は、午前中は「井戸の周りを花壇で飾る」「竹を編んで井戸の蓋をつく
る」といった作業をした。井戸には子供達の手でつくられた新品の蓋がかけられ、周りは
花で飾られ、見違えるようにきれいになった。この日の昼食は地元のお寿司屋さんがつ
くった「手作りモロコちらし寿司」で、お寺の本堂で、大きな桶に盛られた寿司を子供達
がそれぞれしゃもじでよそって食べた。その後「わたしの町の宝物・おもしろいもの見つ
けたよ」をテーマに、前日と午前中に撮影した写真を素材にグループごとに探検ポスター
をつくり、発表を行った。最後に、アイスクリームを食べて、解散となった。

 参加した印象から言うと、子供達にとっては普段の生活をしていたのでは得られない貴
重な体験となったのではないだろうか。じっくり観察しながら地域を歩いたり、手や体を
動かす作業を通してまちへの関わりを持ったり、学校や塾の先生ではない地域の大人達と
話をしながら、身近なまちの面白さを知ることができたと思う。
 今後は「フォローアップ講座」として、今回参加した子供達を対象にした歴史講座の開
催や「古井戸通信」の発行が予定されている。そして文化塾としては来年もまた「子ども
塾」を開催したい意向だそうだ。 (伊藤彩子)

→ホームページに写真を掲載しています
  http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/kodomo/index.htm

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 ◆視察レポート◆−まちづくりに参考になるものを紹介−  
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○ 晴海アイランド トリトンスクエア(晴海一丁目地区市街地再開発事業) ○
  (社)全国市街地再開発協会 平成13年度視察会 2001.7.27

 東京臨海部のウォーターフロントに立地。都庁から大江戸線で最寄りの勝どき駅ま
で直通30分弱と結構便利。
 従前は、昭和30年代前半に旧日本住宅公団が整備した晴海団地、民間分譲マンショ
ン、配送センター・倉庫、東京都水道局や中央区所有の官有地などからなる地区。晴
海のまちづくりの歴史は、地権者自らがまちづくりの計画案を描くことを目的として
1984年に「晴海をよくする会」が発足したことにはじまる。
 従前の560人(土地所有者174人、借地権者386人)の権利者や1,500人の居住者への
対応、バブル崩壊などの多くの課題を乗り越えて2001年3月にグランドオープン。
 職・住・遊が近接した都心居住を実現している。行政側(中央区)も晴海地区を人口回
復のためのプロジェクトと位置づけており、晴海地区の成功を機に、他の住宅整備を含む
再開発事業も同様に位置づけるようになる。

 事業推進にあたって、権利者が多い住宅を公団施行、権利者が少ない業務・商業を
組合施行とし、1計画2施行の方式をとった。これによって、従前居住者用住宅の先
行整備(1997年8月〜12月)、第2期の商業・業務、新規住宅の整備(2001年3月)
と段階整備を行い、地区に住み続けられるまちづくりを可能とした。
 再開発ビルの管理運営は、地権者法人でつくる純民間資本の叶ー海コーポレーショ
ン(1988年12月設立)が行う。再開発事業に関わる法人としては、第3セクターや保
留床所得する権利者法人の例はあるが、地権者自らが立ち上げた開発会社は初めての
ケースで、企画段階から完成後の運営管理を視野に入れていた。そのため、バブル崩
壊を背景とした事業の再構築、各社の経営方針や社内事情の違いなどにも対応するこ
とができた。
 
 長引く不況の中でのコスト削減は重要な課題であるが、商業ゾーンをはじめ、こだ
わる部分には多少コストをかけてでもいい空間を作ろうとする意図がうかがえた。コ
ストを考慮しつつも、施設完成後に後悔しないために多少無理してでも良い施設に仕
上げることが重要なのだろう。
 商業ゾーンには、専門店のほか、和・洋・中華などの料理がカフェテラス形式でお
手頃な価格で食べられる「アリス・コレクション」がある。ビジネスマンにはうれし
いところ。郵便局、コンビニもあり、”暮らし”の機能導入に配慮しているようだ。
 一方でオフィスのグランドロビー(2階)などは、天井のガラス、ライトアップの
ための照明など、メンテナンス費用がかかりそうな単に”広い”だけの空間だ。
 また、住宅ゾーンでは3階レベルに公園が設けられているが、住民の立場からすれ
ば、やはり1階レベルに設置した方がよく、少々人工的すぎる感がある。業務・商業
などの空間に設けられる屋上庭園ならわかるが、住民のためのコミュニティの空間で
あり、学校に隣接するなど周辺の土地利用を考えても1階レベルに公園がないのが少
々残念だった。  (浅野 健)

→ホームページに表紙の写真を掲載しています。
  http://www.spacia.co.jp/Mati/sisatu/toriton/index.htm

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 ◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−mm@spacia.co.jp へ
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・このたびは、御社のメールマガジンに私どもの情報を掲載をいただきまして、ありが
とうございました。
実のところ、私たちの講座「災害ボランティアコーディネーター入門」は、29歳以下
という条件(青少年教育施設ですので)が厳しく、募集に苦戦しております。
身近に、このテーマに関心をお持ちの青少年がみえましたら、是非ご紹介ください。
今後ともよろしくご指導お願いいたします。
→当メールマガジンはこの地域のまちづくりに関わる人々を中心に400名以上の
 方々に送信させていただいています。どの程度、読んでいただいているのかは
 わかりませんが、読者のみなさんにうまく活用していただけば幸いです。

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 ◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・スペーシアでも個人的にホームページを作成するものが増えてきました。まちづくりに
関するものから趣味的なものまで様々ですが、それぞれの個性がでていておもしろい
と思います。
 Tomo World    http://nagoyanet.ne.jp/izawa1/
 トウメイナ建築    http://www.nagoyanet.ne.jp/kentiku2/index.htm
 お豊の中村案内  http://www.nagoyanet.ne.jp/otoyo/index.htm
 懐かしのカルビー中日ドラゴンズカード http://www.nagoyanet.ne.jp/dra/
 街・歩・考      http://www4.justnet.ne.jp/~t_ishida/

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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
 を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
 できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
 ジンに掲載させていただきます。
   メールマガジン投稿用アドレス mm@spacia.co.jp
◎バックナンバーはホームページに公開しています。
   http://www.spacia.co.jp/mm/index.htm
◎今後の配信を希望されない場合は、このまま返信して下さい。
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(株)都市研究所スペーシア  編集:石田
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