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スペーシア・メールマガジン(隔週発行予定)  □[第278号]2011/2/28□  □配信数 772□


スペーシア・メールマガジンの第278号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。

<内容・目次>
  ◆まちのトピック◆
  ・公共交通利用促進モデル事業成果報告会〜公共交通を支える地域の取組〜
  ・平成22年度産業技術人材育成支援事業(地域映像クリエーター等人材育成事業)
   「映像を活用した地域活性プロジェクト 〜上映会と人材育成シンポジウム〜」 開催
  ◆名古屋まちづくり情報◆
  ・「トリ勉」〜あいちトリエンナーレサポーターズクラブの活動〜
  ◆読者の声◆
  ◆スペーシアのこの頃◆

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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ 公共交通利用促進モデル事業成果報告会〜公共交通を支える地域の取組〜 ○

 愛知県では、「エコモビリティライフ」の普及・定着に向けて、今年度、県内の地域団体の
モデル的な取組を支援する「公共交通利用促進モデル事業」を実施しています。事業の
取組成果を広く県内で共有・活用するため、選定された4つの団体による成果報告会を
開催します。

■日時 平成23年3月17日(木) 午後2時〜午後4時
■場所 ウインクあいち(愛知県産業労働センター)10階 1002大会議室
     名古屋市中村区名駅四丁目4番38号  電話052−571−6131
■内容
  1 各団体による成果報告
(1)「柿の里バス」を便利に使って利用者拡大
     石巻・下条地域交通推進委員会(豊橋市)
(2)だれもが知っている「あさぴー号」を目指して
     尾張旭市営バス「あさぴー号」を育てる会(尾張旭市)
(3)バスがつなげる人とコミュニティの復活
     武豊町コミュニティバス利用促進友の会(武豊町)
(4)駅から事業所まで自転車が利用できる仕組「駅から自転車」の構築
     豊田市エコ通勤をすすめる会(豊田市)

 2 講演
   テーマ:地域で取り組み、つながる「エコ モビリティ ライフ」(仮題)
   講 師:名城大学理工学部 松本幸正 教授

■主  催  愛知県・あいちエコモビリティライフ推進協議会
■定  員  170名(先着順)
■参 加 費  無料
■申込方法 住所、氏名、連絡先(電話番号・FAX番号・メールアドレスのいずれか)を
          ご記入のうえ、FAX、電子メール等でお申し込み下さい。
■申込期限 3月14日(月)(必着) 
■申込先・問合せ先
  スペーシア内「公共交通利用促進モデル事業成果報告会」事務局
  電話:052-242-3262 FAX:052-242-3261
  メールアドレス:ecomobi@spacia.co.jp

※参加証は発行しませんので、当日は受付でお名前をお申し出ください。
※案内チラシと参加申込書は、愛知県の「エコモビリティライフ」のページからダウンロードできます。
  URL:http://www.pref.aichi.jp/kotsu/ecomobi/index.html

〜スペーシア・浅野(健)、朝倉〜

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○ 平成22年度産業技術人材育成支援事業(地域映像クリエーター等人材育成事業) ○
「映像を活用した地域活性プロジェクト 〜上映会と人材育成シンポジウム〜」 開催

 高度な技術を生かした工業製品や魅力ある観光資源など、
地域にはそこにしかない価値があり、これらを自らの知識と経験、
熱意によって国内外に展開する「地域プロデューサー」が求められています。
  地域活性の手法として映像制作は非常に有効ですが、
地域プロデューサーが必ずしも映像ビジネスの専門家であるとは限りません。
地域が求める効果を得るには「コンテンツビジネスプロデューサー」や、
コンテンツを企画・制作する「ディレクター」との連携が大切になります。

 本事業では、公募によって選ばれた6つの地域のプロジェクトが紹介され、
各プロジェクトで制作された映像の上映や、映像を活用した地域活性の手法、人材育成の
考え方などが議論されます。

【日 時】 2011年3月8日(火)14:00〜17:30
【会 場】 富士ソフトアキバホール(〒101-0022 東京都千代田区神田練塀町3)
【参加費】 無料
【申し込み方法】 http://www.qpr.co.jp/info/20110308/ からお申し込みできます
【進 行】
第1部:上映会
各地域で開発したコンテンツの上映と、監督・プロデューサーによる解説を実施予定
上映予定作品
児島ジーンズプロモーションプロジェクト
鶴岡kibisoブランド認知向上プロジェクト
佐賀市中心市街地活性化プロジェクト
苗場山麓「雪の恵」ブランド化プロジェクト
京都映画・映像産業ルネッサンスプロジェクト
最強イケ麺の戦い〜ナゴヤメン・ストーリーズ

第2部:総括パネルトーク
(※パネラーなど、詳細は決定次第、当HPにて随時発表いたします)

【主 催】 経済産業省
【企 画】 株式会社クリーク・アンド・リバー社
【事務局】 株式会社QPR

〜スペーシア・井澤(中部経済産業局からの情報)〜

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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 「トリ勉」〜あいちトリエンナーレサポーターズクラブの活動〜 ○

 「あいちトリエンナーレサポーターズクラブ(通称LOVEトリーズ)」とは、昨年開催された
国際芸術祭「あいちトリエンナー2010(以降AT2010)」を応援するために結成された市民
団体です。芸術祭の終了とともに一時は活動を休止しましたが、次回2013年の芸術祭
開催に向けて、今年の1月から本格的な活動を再開しています。私もAT2010開催期間中に
会員登録はしたものの、あまり活動には参加しなかったので、今年から顔を出すように
なりました。その活動の中で、月に1〜2回、「トリ勉」という現代アートに関する勉強会が
行われています。毎回テーマに合わせ講師を招き、2時間程度のレクチャーや意見交換を
行います。場所は元事務局のあった伏見の長者町のビルで、会員を中心に20〜30人
くらいが集まります。
  2月25日開催のトリ勉vol.13では「あいちトリエンナーレ2010の展示空間を通して」という
テーマで、アーキテクトとして参加した武藤隆さんを講師に芸術祭の舞台裏のお話を
伺うことができました。武藤さんは東京芸大を卒業された後、安藤忠雄の事務所に10年
ほど勤められ、その間に多くの美術館の設計に携われたそうです。その後名古屋で
独立して設計事務所を営む傍ら、東海地区の芸術批評誌「REAR」の編集にも参加されて
きました。
  AT2010では建築をつくるという一般的なアーキテクトの仕事とは違い、すでに決められて
いた作家と会場の関係を、可能な限り最高なフィッティングにするため展示空間の微調整を
行うことが役目だったそうです。微調整とは言っても、すべての作家と会場を1人で把握、
調整するだけでも大変な作業量なのに、作家からのプランの提出は遅れる、プラン通りに
展示したらやっぱり変えてくれと言われる、開幕直前はお盆休みで職人が居ない、お金が
ない、などなど、想像を絶する雑務、調整、力仕事をこなされたそうです。本当にご苦労
さまでした。
  また、西野達さんというアーティストの作品にまつわる興味深いお話もありました。
西野さんは、街のモニュメントや街路灯など日常になじんだ公共物を取り囲むように
リビングルームなどのプライベート空間を建築してしまう作品が有名で、名古屋のどこで
つくられるのかが注目されていました。しかし、完成した作品は大きなネオンサインを
街の真ん中でクレーンに吊るすという作品で、これはこれで西野さんらしいのですが、
残念に思っている人も多かったようで、会員からもそのへんの経緯の質問が出されました。
西野さんとしても初めは名古屋城の金の鯱を取り囲んでホテルの1室を作る「金鯱ホテル」
というプランを出されたそうです。当然お城の屋根の上に部屋をつくるのですから、非常に
難しい企画の上、当時名古屋城は名古屋開府400年のイベント目白押しでとても許可が
下りる状況では無かったそうでボツになりました。次の案「テレビ塔ホテル」ではテレビ塔の
構造ではホテル分の荷重をのせるのは危険とされ却下、次の「丸栄」の栄マークの所に
つくる案は、動線の問題などで実現できず、そのうち時間切れとなってしまったそうです。
しかし、「テレビ塔ホテル」は地デジ化でテレビ棟の役目が終わり、アンテナ設備が撤去
されれば荷重の問題がクリアーされるそうで、次回は実現できるかもしれないという
ことです。あいちトリエンナーレも回を重ねて行けば、「金鯱ホテル」のような壮大な
プロジェクトが可能になっていくかもしれません。そのためには、サポーターズクラブの
ような市民活動を継続的に行って行くことが重要で、不可能を可能に変える大きな力と
なるでしょう。興味のある方は下記まで。

あいちトリエンナーレサポーターズクラブ事務局
名古屋市東区東桜1-13-2
     TEL: 052-971-6113 FAX:052-971-6115
     Mail: office@atsc2010.com
     URL: http://www.atsc2010.com/

(堀内研自)

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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)

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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・先日、あいちエコモビリティライフ推進協議会の会員に加えていただきました。
  所員は普段から公共交通や自転車で移動していますが、協議会への入会を期に
  ますます普段からエコモビリティに心がけなければ と思います。

→愛知県の「エコモビリティライフ」のページ
  http://www.pref.aichi.jp/kotsu/ecomobi/index.html

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(株)都市研究所スペーシア 編集:浅野 健
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