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 ◆  ■◆   ◆    ■  ■  ◆   都市研究所スペーシア
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 ◆  ■   ■  ■  ■  ■ ■  ■  □[第20号]2001/4/9
◆   ■  ■  ■■  ◆ ■ ■  ■■ □−−配信数 384−−□

  スペーシア・メールマガジンの第20号をお送りします。
 名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
 
<内容・目次>
  ◆まちのトピック ◆   
  ◆名古屋まちづくり情報◆
    ・ワークショップによる公園づくりの取り組み〜東区・新出来せせらぎ公園〜
  ◆図書紹介◆
    ・変わる商店街
  ◆読者の声◆  
  ◆スペーシアのこの頃◆ 

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 ◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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 (今回は特にありませんでした。みなさまからの情報もお待ちします)

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 ◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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◎ ワークショップによる公園づくりの取り組み〜東区・新出来せせらぎ公園〜 ◎

 メールマガジン第3号では、新出来地区における公園づくりワークショップについて紹
介しましたが、その後4回開催し、基本設計を終えました。このワークショップに関わっ
たことは、弊社にとっては住民参加の非常によい勉強になりました。
 このワークショップは名古屋市が発案したものです。当初は地域住民の代表を交えて企
画できればと考えていましたが、聞いたこともない「ワークショップ」について理解を得
るのは、無理そうだということがわかり、企画・準備は、名古屋市と学識経験者(名市大
の鈴木賢一先生、名大の小松尚先生)及び学生、そして弊社で行いました。
 まず、住民の方から出された意見を受けて、公園に対する希望を聞くアンケート調査を
急遽行いました。そして、町内役員を対象に説明会を開催した後、4回のワークショップ
を開催しました。第1回「こんな公園になったらいいな」(近くの公園などを見に行き、
よいと思ったものを写真撮影して持ち寄り、意見交換)から第4回「公園の遊具を選ぼ
う」(子ども達に集まってもらい遊具の人気投票)まで行いましたが、我々の熱意が伝
わったのか、回を重ねるごとに地元の理解が得られてきたという感触があります。せせら
ぎを中心とした公園なので、「新出来せせらぎ公園」という愛称にすることも決められま
した。

 今回の経験により、地域それぞれの事情に合わせた方法で進めていかなければ、住民参
加はうまくいかないということがわかりました。状況に合わせてやり方を変えていくこと
が必要です。
 公園の基本設計が無事終わり、今後は実施設計に入ります。施工段階でも、住民の方々
に楽しんで参加してもらえるような機会づくりを、懲りもせず構想中です。 (伊藤彩
子) 

→ホームページにより詳しい情報と写真を掲載しています 
 http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/sindeki.htm


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 ◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−  
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○ 中沢孝夫著「変わる商店街」(岩波新書) ○

 私が子供のころは、商店主は地域の一員として居住者ともに地域活動に参加していた記
憶があるが、いつしか、商店街は商店街組織として自治体の助成を得て、独自の活動を展
開することが一般的となった。思うに、それは、「商店街振興組合法(昭和37年)」が制
定され、縦割り行政のもとに、商業施策が充実されていった頃からではないだろうか。商
店街を中心としたまちづくり・再開発にかかわっていると、商店街と「まち」との関連が
薄く、地域住民からは「なぜ商店主の金儲けのために住民が協力せねばならないのか」と
いう声がかつてはよく聞かれた。
 しかし、近年、商店街の活力の低下に伴い、商業者がリスクを負った起業者であるべき
「商人」としての自覚を喪失しつつある中で、地域住民を含む市民の自主的−著者の言葉
を借りるならば、自主性の中には自らの負担(投資)が含まれる−な商店街変革の活動が
始まりつつある。我社のかかわりの中でも、西春駅前商店街の女将さんの会「999隊」
の活動、津島市「GOZの会」や岐阜柳ケ瀬商店街の「祭GIFU百人衆」の活動などがあげら
れる。

 本書では、山形県・高島町や前橋市での市民が主体となって商店街を花と緑で飾る活
動、足利市でのNPO足利まちづくりセンターの活動、商店街で学校給食から宅配まで手が
ける事業に乗り出したことで有名な足立区・東和銀座商店街(アモール東和)の活動など
が、関係者へのインタービューを踏まえて紹介されている。まちづくり主体者の含蓄のあ
る言葉は、補助金行政に慣れ、自己責任を忘れたこれまでの商店街活動やハード先行の街
づくりのあり方を問い直す意味で大いに参考となる。 (浅野泰樹)

→ホームページに表紙の画像を掲載しています 
 http://www.spacia.co.jp/Mati/tosyo/kawaru-syo.htm

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 ◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−mm@spacia.co.jp へ
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・まいど、楽しいメールマガジンをありがとうございます。
 商店街の取組みについて、私の感想。

 約2年前まで住んでいた大阪では、近くに天神橋筋商店街があった。
 今も大阪に行くと、猫の縄張り確認のごとく、ここをチェックせずにはいられない。
 大阪に居たときでさえ、2週間行っていないと、新しいお店がいつのまにかできていた
りする。
 とにかく入ってみる・・・。

 日本一の規模の商店街だそうで、丁ごとにいろんなイベントが盛りだくさん。
 商店街にはこのような大企業もあれば、零細企業もある。

 私は、商店街のしっぽ(あたま)というのが好きで、
 ここまで(ここから)商店街、という中途半端なエリアに非常に興味がある。
 商店街のなれの果て・・・というスポットも大阪にはいくつかあり、
 うらぶれた感じが好き(○○銀座なんて名前がついている)。

→今回も図書紹介で商店街のことをとりあげています。商店街の衰退が著しいが故
 に商店街の重要性が高まっているような気がします。

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 ◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・異動の時期です。何故か今年は異動された方が多かったような気がします。異動で
 メールアドレスが変わられた方もみえると思いますが、届いていますでしょうか。今回
 の発送でどれだけのメールが戻ってくるか少し心配です。

・スペーシアでも1名が新しい活動の場を求めて転身いたしました。企画室長として
 7年弱の間一緒に働いていた古池嘉和氏が4月1日より、岐阜女子大学助教授に
 着任されるとともに、滋賀県でまちづくりのNPO活動をはじめられました。今後も
 スペーシアの仲間として各地で活躍されることを期待しています。

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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
 を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
 できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
 ジンに掲載させていただきます。
   メールマガジン投稿用アドレス mm@spacia.co.jp
◎バックナンバーはホームページに公開しています。
   http://www.spacia.co.jp/mm/index.htm
◎今後の配信を希望されない場合は、このまま返信して下さい。
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(株)都市研究所スペーシア  編集:石田
 〒460-0034 名古屋市中区栄5-16-14 新東陽ビル5F
  TEL 052-242-3262 FAX 052-242-3261
   URL    http://www.spacia.co.jp/
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