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 ◆  ■   ■  ■  ■  ■ ■  ■  □[第179号]2007/5/14
◆   ■  ■  ■■  ◆ ■ ■  ■■ □−−配信数 701−−□

スペーシア・メールマガジンの第179号をお送りします。
  名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
 
<内容・目次>
  ◆まちのトピック◆
   ・愛知まちコン講演会(5/18)
  「持続可能な都市再生のための計画技法 -海外諸都市の取り組みから−」 
  ◆視察レポート◆
   ・平等院ミュージアム 鳳翔館
  ◆読者の声◆  
  ◆スペーシアのこの頃◆

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  ◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ 愛知まちコン講演会
  「持続可能な都市再生のための計画技法 -海外諸都市の取り組みから−」 ○
 
  今年の1月に名古屋ルーセントタワーがオープンし、また、3月にはミッドランドスク
エアがグランドオープンするなど、名古屋の駅前では大規模な機能更新が進められていま
す。また、中部地区各地では、都市再生や中心市街地の活性化等をキーワードにさまざま
な事業や施策が検討されております。
  持続可能な都市再生の主要課題の1つは、既存の都市空間の更新(改造・改善・修復)
を通じて魅力的な都市空間を創出し、人々の生活の質の向上に貢献することです。市民、
企業、政府、非営利活動団体等の多様な主体の参加の下、専門家はどのような計画技法を
駆使して都市空間を構想・形成していくべきかが問われます。
  本講演会では、都市のデザインマネジメントや計画策定技法などについてさまざまな活
動を行っている名古屋大学の村山先生をお招きし、多主体参加型の都市計画・都市デザイ
ンが盛んな米国西海岸諸都市の実践事例を中心に取り上げた、持続可能な都市再生のため
の計画技法について講演をしていただきます。街づくりに携わっている方はもとより、街
づくりに興味のある方にとっては大変参考になる内容ですので、ふるってご参加下さい。

【日時】2007年5月18日(金)  15:00〜16:45
【場所】(財)名古屋都市センター 11階 大研修室
   名古屋市中区金山町1−1−1 金山南ビル
【講師】村山 顕人(むらやま あきと)氏:
       名古屋大学大学院環境学研究科都市環境学専攻准教授
【参加費】 無料
  下記にチラシがあります
   http://www.interq.or.jp/japan/ai-machi/katudou/2007/070518/070518.pdf
【参加申し込み】
*下記事務局までメールかFAXで。

愛知住まい・まちづくりコンサルタント協議会事務局/木下(地域計画建築研究所)
          TEL 052-202-1411
●送付先:FAX 052-220-3760 / kinos-hr@arpak-cdc.co.jp

〜スペーシア・石田〜
 
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  ◆視察レポート◆  −まちづくりに参考になるものを紹介−
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○ 平等院ミュージアム 鳳翔館 ○

  この美術館は平等院の境内にあり、老朽化した旧宝物館に代わり、最新の収蔵、展示環
境を整備した美術館として建設されたものである。平等院と言えば鳳凰堂であるが、この
美術館は鳳凰堂のすぐ背後にある丘の上に建てられているため、建物の外観は非常にデリ
ケートな配慮が必要となった。さらに敷地は風致地区に指定されていたため和風の建築が
求められる上、法規上木造は造れない。三角の屋根にしてほしいという要望も出された
が、設計者の栗生明氏は鳳凰堂の前の池から屋根が見えてしまうという理由で、思い切っ
てフラットルーフでデザインした。この決断は功を奏し、鳳凰堂正面からは美術館がほと
んど意識されない景観を作り出すと共に、建築のデザインにおいても、フラットルーフで
鉄やコンクリートを使用した現代建築でありながら優れた和風を創出している。建物は展
示室を地下に埋め、地上は伸びやかな平屋とし、鳳凰堂に合わせた3層の軽快なフラット
ルーフをかけている。コンクリートは型枠にスギ板をずらして使用することで木目の凹凸
が強調され、自然素材の風合いを生み出している。外観の特徴となっている鉄骨のリブ梁
は、日本建築の垂木のようなリズムを生み、周辺の歴史的な建築と良く調和している。軒
裏や天井に張られた金属パネルも、周辺の緑が平滑な仕上げに映り込むことにより、にじ
みやかすれのような風情をあらわし、金属的な冷たさを感じさせないのである。歴史的な
景観の中に建つ現代建築として、随所にすばらしい工夫が盛り込まれた建築である。
(堀内研自)

→ホームページに写真を掲載しています。
  http://www.spacia.co.jp/Mati/sisatu/byodoin/index.htm

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  ◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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  (みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします) 

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  ◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・スペーシアのホームページを全面リニューアルしました。まだ、古いままのページで
  あったり、修正ミスしている部分もありますが、徐々に修正していきたいと思います。
  新しく、計画室、事業室、設計室のページも立ち上げるべく、準備をすすめています。
  まだ、時間はかかると思いますが、少しずつ充実していく予定ですのでよろしくお願い
  いたします。

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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
  を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
  できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
  ジンに掲載させていただきます。(このメールへの返信でお願いします)
◎バックナンバーはホームページに公開しています。
    http://www.spacia.co.jp/mm/index.htm
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(株)都市研究所スペーシア  編集:石田
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