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名古屋都心で3つのイベントが同時開催
〜円頓寺秋のパリ祭・四間道秋まつり・堀川ウォーターマジックフェスティバル〜 

 名古屋駅周辺の東に位置する円頓寺・四間道界隈、納屋橋界隈では、2014年10月11、12日と2日間、名古屋都心の魅力に寄与するイベントが同時に開催された。
 一つ目は、円頓寺商店街における「円頓寺秋のパリ祭」。今年は昨年に続く2回目で、昭和レトロの「アーケード」を有する円頓寺商店街を「パリのパサージュ」に変身させるという企画。が行われた。商店街の通りだけでなく普段使われていない空き地にも屋台がにじみだし、パラソル、移動販売車などが並び、クオリティの高いグッズや飲食のバザー、音楽祭が行われ、訪れた人々の足を止めていた。また、こうした外からの出店者だけでなく既存店も参加して賑わっていた。円頓寺の商店街(円頓寺商店街・円頓寺本町商店街)といえば長年行われている七夕まつりが知られているが、この「パリ祭」は七夕まつり以上の集客があるようにも感じられた。
 二つ目は、名古屋市の4つの町並み保存地区の一つである「四間道(しけみち)」における「四間道秋まつり」。近年、この周辺にも雑貨や飲食などの店舗が増えており、これらの店舗が実施する秋まつりも昨年に続いて2回目、「円頓寺秋のパリ祭」と同じ日に行われるのも2回目。テーマは「奏で、食べ、学ぶ」ということで、和洋様々な音楽の演奏、四間道界隈の飲食店が提供する名物料理、四間道界隈の散策ツアーやぶどう踏み体験をはじめ様々な体験学習が行われていた。
 三つ目は、今年で12回目を迎えた「堀川ウォーターマジックフェスティバル」。事前申込制の「堀川水上バスde名古屋プチ観光」と、予約無しで参加できる「堀川水上バスdeスタンプラリー」が行われた。「名古屋プチ観光」はA〜Cと3コースが用意され、Aコースは那古野下町と名古屋城を巡るコース、Bコース那古野下まちとレトロ納屋橋で半田のカブトビール1杯付のビアガーデン、Cコースは名古屋城のお堀と科学館を訪れるコースと、名古屋都心の「観光」をテーマにしたコースが組まれた。一方、スタンプラリーは、40分間隔で納屋橋のりばと川伊藤家のりばを結ぶ水上バスを利用する。川伊藤家のりばが四間道・円頓寺エリアにあることもあり、スタンプポイントが納屋橋界隈だけでなく四間道秋まつりと円頓寺秋のパリ祭にも設けられ、上記3つのイベントが連携するものとなっていた。
 名古屋の堀川は名古屋港からの潮位の影響により上流まで舟運ができる時とできない時があるそうだが、今年は円頓寺・四間道界隈のイベントと堀川舟運のイベントが「同時開催」になったことによる相乗効果もあったのではないか。また、円頓寺商店街(・円頓寺本町商店街)では秋のパリ祭で外からの出店者を受け入れ、日常でもおむすび通貨プロジェクト(お米をお金に換える地域通貨、豊田市を中心に県内の商店街や農家と連携した取組み)と連携しているし、堀川ウォーターマジックフェスティバルでは現地会場で半田のカブトビールが半田市以外で初めて販売されるなど、「名古屋都心において周辺のまちと連携」という点でも注目される。来年以降の開催も楽しみである。

 
円頓寺秋のパリ祭
にぎわう円頓寺秋のパリ祭

円頓寺秋のパリ祭 普段使われていない空き地も屋台が出てにぎやかに
四間道
四間道秋まつり


川伊藤家
川伊藤家のりば 舟待ちの行列
”2時間待ち”のため、納屋橋から川伊藤家までの片道だけ乗り往復は断念
川伊藤家
川伊藤家のりば 水面に設置された船着き場 

水上タクシーからの眺め 納屋橋近辺

水上タクシーからの眺め 左より少し北の桜通近辺

納屋橋のりば近くで行われた「納屋橋ビアガーデン」
納屋橋
ビアガーデンに設置された半田赤レンガ建物のパネル
半田のカブトビールを半田市外で初めてここで販売

ナヤマルシェ
アクアタウン納屋橋の1階公開空地でナヤマルシェ

(2014.10.14/浅野 健)