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高島屋南地区市街地再開発事業

 岐阜市・高島屋南地区では、市街地再開発事業によるまちづくりをめざし、2002年9月に準備組合を設立された。以後、幾多の検討・権利者意向調整を経て、都市計画法に基づく提案制度により、2011年12月16日に都市計画決定が告示された。
 本準備組合は、今年、6月開催の総会において、本組合設立のための事業計画及び事業予算が承認され、いよいよ本格的に事業に乗り出した。その第一歩として、この8月から、承諾の得られた権利者の建物立入調査を開始、権利者の最も関心のある土地・建物の評価・査定に着手した。
 一方、本地区は、柳ケ瀬地区の利便性を活かした都心居住空間の形成、さらには、緑地や公益的施設(子育て支援施設等を中心に検討中)の整備、商業機能の更新等による都市機能の高度・複合化をはかり、生活空間と商業・公益空間が融合した「便利で住みやすく、安心して暮らせる」新たな中心市街地の生活拠点の形成をめざしているが、本事業の成立にとって重要となる保留床の大半を都心居住空間に期待していることから、住宅保留床の処分先・参加組合員の事業参画が必須となる。このため、昨年実施したアンケート調査において本地区に関心を示した大手住宅ディベロッパーに、8月末を期限に事業企画提案を求めている。準備組合としては、大学教授や岐阜県住宅供給公社の学識・経験者に選定委員を委嘱し、遅くても9月末までには、候補企業を絞り込み、その上で、基本設計、資金計画等の立案に取り組みたい考えである。
 準備組合員においては、事業が順調に進み、柳ケ瀬再生の途が一刻も早く開かれることへの期待が高まっている。 

(2012.8.14/浅野泰樹)