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ちょい乗りバス社会実験/名古屋市中区

 10/21(金)〜23(日)の3日間、名古屋市でちょい乗りバス社会実験が行われ、当社((株)都市研究所スペーシア)と(株)ゲインのグループが事業パートナーとして実験に関わらせていただきました。3日間で4,650人(速報値)の方にご利用いただき、ちょい乗りバスというものがどんなものかということを実感いただけたのではないかと思います。実験の結果などは、今後ちょい乗りバスのホームページ  http://www.choinori758.com/  で紹介させていただきますが、速報としてこのメルマガで当日の様子などをお伝えします。

  「ちょい乗りバス」は、“まちと交通”について市民とともに考える場として開催された「みちまちウィーク2011」の2つの企画のうちの1つとして行われたものです。名古屋市住宅都市局都市計画部街路計画課が事務局となり実行委員会を設置、実施にあたり事業パートナーの公募があり、当社のグループが選定されました。
  「歩くにはちょっと・・・」という距離の移動に便利な気軽に乗り降りできるバスを運行することによって、人々がもっとまちを楽しんでもらおうというものです。5年前にイベントとして栄地区で実施されていますが、今回の大きな違いは、市民にちょい乗りバスを認知してもらうため、オリジナルデザインのラッピングを行ったことです。さらに専門学校や市民団体と連携することによってバスそのものを楽しんでもらう仕掛けを行いました。協力いただいた方々がブログやtwitterでとりあげていただいたことでちょい乗りバスが浸透したという効果もありました。多くの方々に関わっていただくことで、実験として多様な取組みが展開でき、本格運行に向けての種まきができたのではないかと思います。
  予想外だったのが、23日(日)の道路の大渋滞。そのために運行ダイヤが混乱し、結果としてバスの便数が減って、皆さんにご迷惑をかけてしまいました。初日19人/便、2日目37人/便、3日目44人/便と利用者が一番多かった日だけに残念です。いくつかの要因が重なったのが原因ですが、渋滞していると歩いている方が早いというケースも多く、有効な利用がされません。運行計画において様々な対策を講じるとともに、都心における交通のあり方をどうするかが大きな課題であることが改めて浮き彫りになったのではないかと思います。

  ちょい乗りバスのtwitterやfacebookで当日の現場報告なども行っていますので、見ていただけばと思います。ただ、情報発信担当を専属としていなかったために、十分な報告ができていません。その他にも反省すべき点は多くありますが、多くの方々のご協力でちょい乗りバス社会実験を終えることができました。ありがとうございました。この成果を次につなげていけるようり、しっかり分析・評価していきたいと思います。

ちょい乗りバスとバス停(ラシック前)

名古屋ビジュアルアーツの協力による
写真ギャラリーバス

このバスの中では、名古屋観光専門学校の協力により学生たちによるまち案内ガイドも行われました
栄4〜5丁目散歩廻の協力による
音楽・アートバス

名古屋で活躍するアーティストによるアート作品が展示されるとともにオリジナル音楽が流されました。
(2011.10.26/石田富男)