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名古屋市栄のお客様駐輪場
 全国各地の都市の中心部や駅周辺の歩道には放置自転車が多く溢れており、歩行空間や都市景観の点から問題視されている。そのため、自治体によっては条例で自転車放置禁止区間を定めたり、大規模な商業施設や銀行などの新設や改築などが行われる場合には駐輪場設置を義務化したりしている。名古屋市の栄にある百貨店の松坂屋やLACHIC(ラシック)は、敷地内にお客様駐輪場を設け、管理も行っている。LACHICには屋外駐輪場だけでなく、屋内駐輪場も設けられている。自治体だけでなく、民間のお客様駐車場による駐車場の拡充は、歩行空間や都市景観の改善にも大きな影響があり、自転車利用者にも非常にありがたいことである。

 LACHICは自転車放置禁止区間に面しており、東側の久屋大通の歩道上には名古屋市が定めた無料の駐輪場(正式名称:自転車駐車場)があるが、西側の大津通の歩道上には駐輪場が無い。大津通には駐輪場の案内が書かれた看板と一緒に駐輪を禁止するためのカラーコーンが置かれている。カラーコーンの置かれた歩道は残念ながら美しい光景とは言い難く、自転車利用が見直されつつある中、行政や店舗だけでなく自分を含めた自転車利用者側の努力の必要性を感じさせるものである。

松坂屋のお客様駐輪場


LACHICのお客様駐輪場(屋内)




カラーコーンの置かれた大津通




(2006.3.20/山崎 崇)